トリナ・ソーラー フランス初の低炭素両面発電ガラスモジュール採用プロジェクトに選定
2019.03.05

太陽光エネルギーのトータルソリューションを提供する世界有数の企業Trina Solar Co., Ltd.(以下「トリナ・ソーラー」または同社)は、EDF Renewablesに、カーボンフットプリントの削減を可能にした同社独自の両面発電モジュール16MWを供給することを発表しました。

EDF Renewablesは現在、フランス南部のアラモン(5MWp)とサン=パルゴワール(11MWp)に2つの太陽光発電所を建設中です。トリナ・ソーラーは、カーボンフットプリントの削減を可能にする両面発電型両面ガラスモジュールDUOMAX Twin(出力範囲350~365Wp)計44,790枚をこのプロジェクトを出荷しています。EDF Renewablesは、再生エネルギー分野におけるグローバルリーダーとして、プロジェクト開発、建設、O&Mといった幅広い専門領域でビジネスを展開しています。

この2つの発電所は、フランスのエネルギー規制委員会(CRE)の太陽光発電プロジェクトの入札「CRE4.1」及び「CRE4.2」の特定の制約下で開発された、低炭素両面発電モジュールを採用したフランス初のプロジェクトです。この2つの太陽光発電所が運転を開始すると、フランス国内8,400人以上の消費電力を賄うことのできる100%再生可能エネルギーが創出されることになります。発電所の面積は約18ヘクタールに上り、30年間にわたり年間約15,000トンのCO2排出量の削減が見込まれます。

両面発電モジュールDUOMAX Twinの特徴は、単結晶PERCセルを使用し、表面と裏面での発電による総出力の増加により、アルベド(反射能)と設置方法次第では最大25%のエネルギーの出力向上を見込めます。さらに、1,500Vシステム電圧がBOSコストの削減を可能にします。トリナ・ソーラーの両面ガラス技術はこれまでに26の特許を取得しています。高品質の太陽光モジュール用ガラスと封止技術で作られた丈夫な両面ガラス構造は、過酷な環境条件に耐え、太陽電池セルを高い湿度から保護し、PID(性能劣化)によるエネルギー損失を防ぎます。この製品は広範囲な用途に適用し、主要なトラッカーシステムにも利用可能です。

トリナ・ソーラーのモジュールビジネス欧州部門の責任者、ゴンザロ・デラビニャは「EDF Renewablesが当社の低炭素両面発電型単結晶PERCモジュールCRE4.1及びCRE4.2の入札という特定の制約下で開発中の2プロジェクトに選んでくださったことを光栄に思います。」と語りました。

16MWモジュールの供給は、2019年第1四半期末までに完了予定です。