トリナ・ソーラーが標準的な製造装置で製造された変換効率23.39%のPERC太陽電池セルを発表
2020.03.13

 トリナ・ソーラーは、本日、PV科学技術(PVST)国家重点研究室(SKL)が標準的な製造装置だけを使用して変換効率23.39%のPERCセルを製造したことを発表しました。当社の知る限りでは、これはISO/ IEC 17025認定校正研究所により確認されたこのような産業用セルで最高の変換効率となります。

 「PV業界全体でもPERCセルの製造技術は非常に速いスピードで進歩し続けていますが、当社のR&Dチームがまさにその最前線にいることを発表できて嬉しく思います」と、トリナ・ソーラー副社長兼国家重点研究所所長Zhiqiang Feng博士は述べました。そして国家重点研究室PERC研究グループディレクターYang Yang博士が次のように補足しました。「私たちの目的は、生産に移行できるプロセスを開発することです。そのため、このような高性能なPERCセルを、標準のスクリーンプリンターのメタライゼーションのような、標準的な製造ラインの一部の装置を使用するだけで製造することにしました」

 このセルは、面積が252cm²の両面受光型で、多くのトリナ・モジュールに使用されているものと同様9本バスバーです。セルは、裏面全体を真鍮チャックと接触させて全面照射(表面全面の電極形成を考慮)してドイツのISFH CalTeCで校正されました。量産化のものとの唯一の違いは、反射防止膜の成膜中に、セルがモジュールに封止される場合と同様に空気中で校正の間光トラップ効果が改善された特性を持つように、できる限り少なくパラメーターを調整しました。

 トリナの主席科学者Pietro P. Altermatt博士は、より広い視点から次のように説明しました。「世界記録は「実験室レベルセル」や「キャスト素材」など特定のカテゴリーに限定されるものが多くなっています。量産のための製造装置は時間とともに進化するため、「産業用セル」というカテゴリーの正確な定義は存在しません。また、報告されたセルがどのように処理されたかという正確な証拠を提示することも困難です。より高い変換効率のPERCセルが発表されることもありますが、メタライゼーションの詳細やパッシベーティングコンタクトが使用されたかどうかは説明されていません。これでは産業技術の進歩を評価することが困難になるため、当社は詳細な製造条件を公開しています」

画像: http://bit.ly/3cM3lgM

タイトル: トリナ・ソーラーの変換効率23.39% PERCセルの電気特性

情報提供: トリナ・ソーラー

 

▽ Trina Solar (トリナ・ソーラー) について

トリナ・ソーラーは、1997 年に創立された太陽光発電およびスマートエネルギーのトータルソリューションの世界有数のプロバイダーです。

同社は、太陽電池モジュール、太陽光発電所およびシステム機器の研究開発、製造および販売、太陽光発電および運営サービス、スマートマイクログリッド、マルチエネルギーシステムの開発および販売、ならびにエネルギークラウドプラットフォームの運営管理をおこなっています。

トリナ・ソーラーは、2018 年にエネルギーの IoT (モノのインターネット) ブランド”Trina IoT”を立ち上げ、業界のリーダー企業や研究機関と協力してTrina Solar IoT Industry Development AllianceとNew Energy IoT Industry Innovation Centerを設立し、エネルギーのIoTの研究のための革新的なプラットフォームを構築し、多数のパートナーとIoTエコシステムを構築してスマートエネルギー分野のグローバルリーダーになるべく全力で取り組んでいます。

詳細については、http://www.trinasolar.com/jpをご覧ください。

 

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