ショーウィンドウにも太陽光

企業の再生可能エネルギーへの取り組みが活発になっている。世界は「パリ協定」の合意に基づいて、1)世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃未満に抑える、2)21世紀後半には温室効果ガスの排出を実質ゼロにするという目標に向かって動き出している。

事業運営を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が加盟するイニシアチブ「RE100」に加盟する企業は年々増えている。

Apple社のように自社施設のみならずサプライヤーを含めたグループの全世界の事業運営で消費する電力に関しても、再生可能エネルギー100%達成することを目指すグローバル企業は多い。日本では、太陽ホールディングスの子会社である太陽インキ製造が、Apple向け製品を自社の「嵐山大沼水上太陽光発電所」から100%再生可能エネルギーで生産する取り組みを始めた。

また、日本企業で「RE100」に名を連ねる企業は、2018年7月15日現在で8社。日本でいち早く「RE100」に加盟した、リコーを始め、イオン、アスクル、積水ハウス、大和ハウス工業、城南信用金庫、ワタミ、マルイ。世界全体での加盟企業数は138社なので、日本は出遅れている印象が残るが、英国の非営利団体クライメートグループによる「RE100」のイニシァティブの他にも、世界各国には、脱炭素、地球温暖化に取り組む、自治体、団体、企業が増加している。

ESG(「環境」「社会」「企業統治」)投資が推進されているのを見ても、サスティナブルな経営や取り組み無くしては、企業は生き残っていけない。

ラクジュアリーブランドの長、ルイ・ヴィトンも太陽光パネルをウィンドウのテーマにしている。世界各国の旗艦店でのウィンドウテーマは、世界共通。太陽光発電と言う一見人々の生活シーンとはあまり関係ないような太陽電池モジュールのアレイとファッションを両立させている。よく見ると、このアレイに連結したライトは光を放ち、風を受けたスカーフがはためいている。

太陽光発電は、今や企業成長につながり、ライフスタイルにまで広がってきた。

 

図1、2

写真:ルイ・ヴィトン ショーウィンドウ 表参道店(左)、銀座松屋店(右)。

 


環境にやさしく世界のどこでも利用しやすい太陽光を使って発電する。研究・開発力で世界をリードする太陽光発電企業のトリナ・ソーラーは、高品質・高効率、付加価値の高い太陽電池パネルとソリューションをより多くの人々が利用できる世界の実現に努めています。

 

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